Alteryx Designer Cloud のツール紹介:DateTime ツール #Alteryx

Alteryx Designer Cloud のツール紹介:DateTime ツール #Alteryx

Clock Icon2023.03.28

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本記事では、Alteryx Analytics Cloud の Designer Cloud にある DateTime ツールについてご紹介します。

DateTime ツールの概要

DateTime ツールは、Parse カテゴリに属します。

ツールでは、データ型の変換を行い、変換後のフィールドを追加出力します。
具体的には、下記の2つの処理を実行可能です。

  1. 文字列フィールドを DateTime フィールドに変換し、新規フィールドとして出力
  2. DateTime (日付時刻)フィールドを文字列フィールドに変換し、新規フィールドとして出力

使用するデータによって、日時形式が異なることは多々あるので、DateTime ツールを使用することで、あらかじめ用意されたフォーマットやユーザー定義(カスタム)のフォーマットをデータに適用し、DateTime フィールドに変換(またはその逆として文字列型に変換)することができます。

DateTime Tool | Alteryx Analytics Cloud

Designer Cloud における日時のサポート

ツールの詳細の前に、Designer Cloud における日時のサポートについて確認しておきます。
Designer Cloud では、日付と時刻を表すフォーマットとして 「yyyy-mm-dd HH:MM:SS」を使用します。使用するデータのフィールドを Date Time として扱う場合、これらのフォーマットに統一されている必要があります。
この仕様は Alteryx Designer と同様です。

Workflow DateTime Functions | Alteryx Analytics Cloud

例として、Text Input ツールで下記の日付形式のデータを与えてみます。

この場合、上記のフォーマットに準拠した「Date」フィールドは Date型、年月日をスラッシュ(/)で区切った 「Date2」フィールドは文字列型として認識されました。

※Text Input ツールについては、下記をご参照ください。
Alteryx Designer Cloudのツール紹介:Text Inputツール #Alteryx | DevelopersIO

Date Time ツールの設定

ツールの設定画面は下記の構成となっています。
※図は何も設定していないとき。

DateTime ツールでは、文字列型または DateTime 型のフィールドを一つ指定する必要があります。はじめにツールの設定項目である「Strings or Date Column to Convert」にて、この変換対象となるフィールドを選択します。

以降の設定項目は、ここで指定したフィールドのデータ型に応じて切り替わるので、下記でそれぞれみていきます。

Strings or Date Column to Convert で文字列型のフィールドを指定

この場合、ツール出力には、DateTime 型の新たなフィールドが追加されます。設定が必要な項目は下記の通りです。

  • Incoming Format
    • 指定の文字列フィールドの日付フォーマットを選択
  • New Column Header
    • 新たに出力されるフィールドのフィールド名を指定

※上図では、DateTime ツール入力の「String」という文字列フィールドを指定。

Incoming Format の設定

この項目では、文字列フィールドの日付形式を事前用意されたフォーマットやカスタム形式で指定します。ドロップダウンリストから、使用可能なフォーマットを選択できます。

文字列フィールドのフォーマットと、事前用意されたフォーマットで一致するものがない場合は、「Custom」を選択することになります。この場合、「Custom Format」項目が追加表示されるので、ここでデータにあうフォーマットを入力します。

※使用可能なフォーマットは、公式のドキュメントをご参照ください。
DateTime Tool | Alteryx Analytics Cloud

ツールに上図の設定をした場合、サンプルデータとあわせて下記のような出力となります。

ここでは、Date 型の「DateTime_Out」フィールドが新規出力されています。

※3レコード目のように、指定したフォーマット(yyyy年MM月dd日)に合致しないレコードは、NULL となります。


Strings or Date Column to Convert で Date Time 型のフィールドを指定

この場合、ツール出力には、文字列型の新たなフィールドが追加されます。設定が必要な項目は下記の通りです。

  • New Column Format
    • 既存の Date Time フィールドから、新たに出力する文字列フィールドをどのような形式とするか指定します。
  • New Column Header
    • 新たに出力されるフィールドのフィールド名を指定します。

※上図では、DateTime ツール入力の「Date」というDateTime 型のフィールドを指定。

New Column Format の設定

この項目では、出力する文字列フィールドの形式を事前用意されたフォーマットやカスタム形式で指定します。ドロップダウンリストから、使用可能なフォーマットを選択できます。
※Strings or Date Column to Convert で 文字列型フィールドを指定した際と同様。

「Custom」を選択した場合、「Custom Format」項目が追加表示されるので、こちらに文字列型として出力したいフォーマットを入力します。

ツールに上図の設定をした場合、サンプルデータとあわせて下記のような出力となります。

こちらの場合、文字列型の「DateTime_Out」フィールドが「New Column Format」で指定した形式で新規出力されています。

さいごに

Alteryx Analytics Cloud の Designer Cloud の DateTime ツールについてご紹介しました。

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